2020-03-15

新型コロナウィルスによる影響　小学校、個人店主から聞き取り

新型コロナウィルスによる影響が広がるなか、池内さおり衆議院比例東京ブロック・東京12区予定候補は3月13日、のの山けん北区議会議員とともに区内の関係者を訪ねて実態や要望を聞きました。

ある小学校の校長は、「自宅で過ごすのが難しい児童を受け入れ、感染防止のため1クラスあたり14～5人となるよう、毎朝実際に登校した人数をふまえて振り分けて自習としている」「休み時間には適度な外遊びも取り入れ、子どもたちのストレスが溜まらないよう配慮している」と話しました。

赤羽駅近くで居酒屋を営む店主は、「常連客に支えられてはいるが、やはり昨年同時期より売り上げは落ちている」と語ります。またこの店では例年4月に行われている赤羽馬鹿祭りが一年で最も売り上げの出る日ですが、今年は祭りの中止が決まったと肩を落としました。

店主によると、近隣の店舗からも苦しい声が聞こえるといいます。学校給食に納品している米店では、急な休校により、すでに精米してしまった米の行き場に困ったという声も。「せんべろの街」として有名な赤羽ですが、夜のサラリーマンの客足が大きく減り、歓送迎会などの利用が多い飲食店はキャンセルが相次いで非常に厳しい状況だといいます。

店主は「やめると何軒かの店から聞いている。うちも他人事でなく、今の状況が続けば廃業せざるを得ない」と語りました。

池内候補、のの山区議は、北区議会で可決された中小企業金融対策費などを紹介。「国は消費税を5％に減税し、中小・零細企業や業者に無利子・無担保融資をするべきだ。皆さんの声を国政に届けます」と語りました。

この日の夕刻、池内候補らは赤羽駅近くの商店街で宣伝。直接聞き取った現場の実態を伝えながら、12日に志位委員長が発表した緊急経済政策を訴えました 。