2023-03-06
ご報告
こんにちは、池内さおりです。
私ごとですが今年1月に出産し、2ヵ月が経過いたしました。生まれてきた子の成長が毎日きらめいていて、このような経験が私の人生に訪れたことは奇跡だと感じています。
2021年総選挙は、この国の未来にとって極めて大事な選挙であると同時に、私自身は30代後半をどう過ごすか考えない日はないほどに様々なことを悩みながらの挑戦になりました。総選挙後は、私自身の人生について深く考える時間となりました。そしてその中で、妊娠状態を継続することができたことは、そう願っても必ずしも進まない文字通り奇跡のような出来事だということも今あらためて噛み締めています。
昨年中は、私自身の心身の変化や胎児の安全などを私なりに考えて過ごしてきました。妊娠出産という、新しい別人格のヒトが私の体から生み出された経験。それは言葉にならないくらい素晴らしいことでありまた過酷なことでした。長く不安な妊娠期間、そして訪れる出産。何がおこるかわからないこの経過に、親身になって寄り添ってくださった医療関係者の皆さんには感謝してもしきれません。助産師さんたちの心や体へのケアに助けられてきました。妊娠出産が、女性にとっては命がけの一大イベントであることを今は身に沁みて実感するとともに、様々な事情から妊婦健診などを受けられない女性がいることに心が痛みます。
すべての女性が自分の体や人生を大事にしながら納得のいく選択を最大限でき、そして生まれてきた子すべてに居場所があること。新しい命を歓迎し続けることのできる政治をつくりたい。すべての子どもたちの人生が輝き、その人間らしさをまっすぐに育み伸ばしていける社会にしたい。これまでよりさらに強く思うようになりました。
東京12区をはじめとして、お世話になった東京と全国の皆さまに感謝の気持ちを込めてご報告させていただきます。育児休業を12月まで取得します。今後とも見守っていただけたら幸いです。
2019-12-14
ともに政治を前に! 赤羽駅前広場でまちかどトーク
12月14日、赤羽駅西口広場で、聴衆と双方向で語りあう「まちかどトーク」が行われました。
トーク中はモニターで、国会質疑の様子や、池内さんの地元事務所での活動の様子などを上映。スピーカーとして池内さおりさん、吉良よし子参院議員、そねはじめ都議、さがらとしこ区議が、国会論戦や北区の道路計画問題、ジェンダー問題などにつてい幅広く語ると、多くの方が足を止め、200人ほどの聴衆の輪ができました。
聴衆もマイクをにぎり、市民と野党の共闘が国会でも地域でも大きく進んでいることがいきいきと語り合われました。
2019-12-04
トークセッション「LGBTブーム、その先へ」開催!
11月24日、トークセッション「LGBTブーム、その先へ」が 開催されました。
池内さんが2015年の国会初質問で取り上げた「LGBT」のこと。言葉としてはずいぶんと知られるようになりましたが、現状は?そしてこれから先は?
トランスジェンダーのケイさんと語り合いました!
ケイさんは、女性の身体に生まれ、現在は男性として生きるトランス男性。トークのはじめに、まず「LGBTとは?」という解説からしてくださいました。
LGBTはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの略で、典型的な性的規範にあてはまらない人々を総称する言葉。今ではより多様性を表現するために、「LGBTs」とか「LGBTQ」と言ったりするとのお話が。
ケイさん自身のライフストーリーもリアルに語ってくださいました。トランスジェンダーという概念に出会うまでは、自分は何者なのかと強い葛藤があったこと。また、いまトランス男性として生きているなかで、医療や社会制度面での不備が多々あることなどなど。さらにはトランスジェンダーとして生きる中で差別による暴力の被害にあう方や、自死に追い込まれた方も少なくないという深刻な現状も語られました。
ケイさんは、男性として生きるようになった後に、典型的で完璧な「男性」像に合わせることへの違和感も感じるようになったそうです。多様な人間性を「男」「女」の二元論に押し込めるのは無理があるのでは?と。池内さんも、「女らしさ」というジェンダー規範が苦痛だったと語ります。
実は性的指向(Sexual Orientation)や性自認(Gender Identity)は多様で、人それぞれ。一部の少数者だけの問題ではなく、全ての人が少しずつ異なるグラデーションの中に位置している「当事者」なのだということが、お二人の対話を聞いてしっくりと胸に落ちてきました。だからこそ、互いの違いを知って認めあえる社会をつくり、みんなが「自分らしく」生きられることが大切なんですね!
「誰もが誰かのアライ(理解者・支援者)になれる」と語ったケイさん。池内さんは、「異質な他者を身近な友人に変えていく」ため、そしてジェンダーに基づく差別や暴力をなくしていくために、あらゆる属性の人々が力を合わせましょう!と呼びかけました。
会場はSNSを見て遠方から来てくださったという方、地域の方、お子さん連れのご家族などなど、多彩なお客さまでいっぱい。そんな会場からも、たくさんの発言が。どう接したらいいかな?との戸惑いや、こんなこと聞いていいのかな?という疑問なども率直に出されました。そしてそれらに心をこめてこたえてくれたケイさん、池内さん。
肩ひじ張らず、でもみんなが真剣に語り合う、素敵な時間を過ごすことができました☆ありがとうございました!
2019-11-08
11月のIKEBA WORK SHOPのお知らせ
11月イケバワークショップのお知らせです!
トークセッション「LGBTブーム その先へ」。
トランスジェンダーのケイさんをお迎えして、池内さおりさん、そしてご参加の皆さんと語り合う、参加型のトークイベントです!
最近よく聞くようになった「LGBT」という言葉について、
皆さんが感じていること、思っていること、教えてください。
日時 11月24日(日)14:00~16:00
会場 Tokyo12HAUS(池内さおり事務所)
住所:北区志茂2-53-7 ℡:03-5939-6581
参加費 300円(お茶、お菓子付き。お子さま無料)
事前のお申込みは不要です。お子さま連れも歓迎!どなたでもお気軽にご参加ください。
2019-10-25
トークセッション 政治×ダンス
9月28日、池内さおりさんとダンサーのダーリンSAEKOさんとのトークイベントがTokyo12HAUSで開かれました!
お二人の濃い半生に始まり、法律やダンスの世界にあるジェンダーなど多岐にわたるトーク、そしてダンス鑑賞あり、ミニダンスレッスンあり、衆議院本会議質問の視聴あり!と、本当に盛りだくさんの充実した内容となりました。
会の冒頭、まずはSAEKOさんの経歴紹介から。
SAEKOさんは日本のダンス界で、誰もが知るグループのバックダンサーや、CMの振付など、多くの経歴をお持ちです。
しかしダンサーの労働環境に疑問を感じ、その後キューバに活動の場を移転。2018年サルサ世界大会では、それまで注目されてこなかったサルサのルーツに光を当てたダンスで、アジア人初の優勝を果たしました。現在は会社の設立やダンススペースの運営、フリーマガジン出版など、独自に表現の場を広げています。
事務所スクリーンにSAEKOさんの映像が流れると、その独創的なダンスに参加者からは驚きの声!
会の中盤にはSAEKOさんから参加者全員にダンスのミニレッスンも。立ち方やサルサのステップを教わり、最後は参加者同士手を取りあってダンス!心も体もほぐれる時間に♪
会の後半は、SAEKOさんから池内さんへのインタビュー。池内さんは、小林多喜二を通じて人々の抵抗の歴史を知り共産党員になったことや、衆院選への立候補を決意した経緯、市民の応援で少しずつ自分らしく発信できるようになったことなどなど、いつもに増して深いお話を語ってくれました。
2017年性刑法改正の際の池内さんの衆院本会議質問をスクリーンで視聴。法律にジェンダー不平等が刻まれていると語る池内さんに、SAEKOさんからはダンスにもジェンダー役割が根強いことが話されました。やっぱりジェンダーは、どの分野にも共通した課題なのですね。
伝統文化の中にあるジェンダーバイアスとどう付き合うか?ということや、「痴漢」など加害性を曖昧にする言葉に代わって新しい言葉を生み出していこう!という呼びかけなどなど、参加者からの質問も受けながらお二人の深く熱いジェンダートークを聞くことができました。
分野の異なるお二人ですが、個人個人の感性を大切にして、「権威」から離れた人々に思いを寄せてきたという生き方のスピリッツが共鳴しているのだな~と、お話を通して感じました!
終わりに池内さんは「皆で思いを共有し、よりよく生きるための選択肢を広げていくことが政治本来の仕事」と語り、SAEKOさんは「表現を通して社会に自身の意見を発信していきたい」と話されました。
参加された皆さんからは、「すごく厚いエッセイや自伝を読んだ気分です」「メッセージを伝える難しさと大切さ、慣習を変える強い気持ちを感じ、とても刺激的でした」などの感想や、また参加したいという声を多くよせていただきました。
盛り上がった会は、会場からの質問も合わせて、当初予定より1時間以上も時間がオーバーするほど!
最後の最後まで残ってくださった皆さんと記念撮影★ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!