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コロナ禍、子どもたちの状況は?子ども食堂運営者から聞く


コロナ禍のもと、休校中の子どもたちの様子が気がかりです。池内さおりさんは4月15日、せいの恵子北区議とともに、区内の子ども食堂の代表の方からお話を聞きました。

この子ども食堂は、区からの助成金と寄付金で運営されています。
通常は「子ども食堂」と「学習支援教室」を月二回ずつ開き、子ども食堂では子どもたちが集まって賑やかにおしゃべりしながら楽しく食事をしていますが、新型コロナウィルスの状況のもとで今はそれができず、お弁当の配布会(水曜17時~19時)をやっているとのこと。

園や学校・学童もなくて、家で親と長時間過ごしストレスを溜めている子、親が仕事に行かざるをえず一人ですごす子、家にこもっていられずに街に出てフラフラと歩きまわっている子…大人や親もそうだが、子どもたちが本当に息苦しい生活を強いられているといいます。 

「そんななかで、食事の配布会に親と一緒に、また一人でやってきた子が、その場で一緒に食事はできないが、顔をあわせ一言あいさつをかわすことでホッとできる場になっている」「家族が長時間自宅で過ごし、DVなども起こりかねない状況だけに、こうした活動がとりわけ重要だと感じている」と語る、委員の女性。

普段は来ない子もお弁当を取りに来ており、この日は45食を用意する予定とのことでした。

ドイツでは休業になった日本人のフリーランスに、申請から2日後に60万円の補助金が届いた、との話に対し、
「日本でも迅速にそうした休業補償をしてほしい。今の政府の対応をみていると腹が立って仕方がない。国民一人10万円支給の話があらためて与党からも出ているが、コロナの感染拡大防止のためにも、子どもたちを追い詰めないためにも、すぐにやってほしい」と切実な思いが語られました。

池内さんらは、コロナ感染が日ごと拡大し息が詰まる状況のなかで、人と人のつながりを大切にし、子どもたちに心を寄せ、食事を届けている活動に敬意を表すると同時に、休業補償をはじめとして政府、自治体が国民や子どもたちに寄り添った施策を講じるよう強く求めていきますと語りました。