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しんぶん赤旗に掲載「ジェンダー平等めざして共産党に入った話。」


ジェンダー平等をもとめ、池内さおりさんとTokyo12HAUSとの出会いを経て日本共産党に入党した方々のインタビューが、しんぶん赤旗に掲載されました!

(以下、2020年4月20日しんぶん赤旗より)

―若者BOXワイド―
ジェンダー平等めざして共産党に入った話。

日本でもジェンダー平等を求める多様な運動が広がっています。その中心を担うのは若者たち。日本共産党の池内さおりさん(衆院東京12区・比例東京候補)は、自身の事務所「TOKYO12HAUS」(東京都北区)を拠点に「訪問者が主役」の活動を展開し、スタッフとともにジェンダー平等を切実に求める5人の20代、30代を党に迎えています(昨年8月から)。なぜ若者たちは入党したのか? 池内さんはどんな思いで語りかけているのか?(足立裕紀子)

「悪だ」と思っていたが

【専従活動家を決意 伊藤五月さん(28)仮名】 
 祖父の教えで、10カ月前まで「共産党は悪だ」と思っていました。そんな私が入党し、専従活動家になることを決めました。
 大学でジェンダー問題を学び、卒業後も運動してきました。その中で知り合った共産党の人が昨年6月、ジェンダーをテーマにした共産党のイベントに呼んでくれたんです。
 温かな場で驚きました。型にはめられていない女性議員も印象的で、池内さおりさんにも出会いました。
 池内さんは「あなたのことを知りたい。共産党のことも何でも聞いて」と。私も心を開いて語り合い、すっかり〝解毒〟されました(笑い)。偏見の中身って空っぽなんです。ジェンダー差別と同じで根拠がない。昨年10月から毎月、綱領を学ぶ中で入党しました。
 政治は難しいと思ってきました。ただ高校時代から「社会を変えたい」と思い、貧困や環境汚染、利益第一の世の中に「資本主義って嫌。私って社会主義的だな」とは感じていたんです。でも中国? ソ連? って考えると違う。そんなモヤモヤの先に綱領や科学的社会主義があった! ぴったりきた感じです。
 綱領があるから全国の党員がぶれずに草の根から一緒にたたかえる。収入に応じた党費にも感動。一律じゃない!
 「明日が90歳の誕生日」っていう人がジェンダーを勉強してる! 綱領の信念が行動になってますよね。
 「問題意識はあるけど政治は遠い」という人と共産党をつなげられる党員になるーそう覚悟しています。 

一緒に差別とたたかう

【大学4年生 橋本真理さん(21)仮名】
 高校時代に日本軍「慰安婦」の問題に出会いました。知るほどに、父に責任がある問題でも祖父母に責められていた私の母と「慰安婦」の女性ゆえの苦しみが重なりました。
 昨年末、「慰安婦」問題の勉強会に参加し、発言したのですが、思いがあふれて泣いてしまいました。その時、「大丈夫?」と声をかけてくれたのが池内さおりさんでした。
 栃木の実家は選挙では自民党。でも調べると、学費とか国民をみて政策を出しているのは共産党だと思うようになっていました。
 入党をよびかけられた頃、「#KuToo」呼びかけ人の石川優実さんの「なんで一緒に戦ってくれないんだろう」という文章を読みました。賛同するだけじゃなく「一緒にたたかう人になりたい」と思っていました。
 綱領を知り、ここで学んだら広い視野で問題が見られる、人のための行動を起こせると、3月に入党しました。
 「世の中おかしい」って普通に話せることは私には大きなことです。でも話すだけじゃない。綱領がある。それに沿って行動する。だから国民目線の政策を出せる。もし間違っても綱領の立場で個人も組織も正される。意見を言うとたたかれたり、なかったことにすらされてしまう日本で、理想の民主主義があると思いました。
 ジェンダーの現実を男女問わず知ってほしい。そして女性が声をあげやすい世の中にしたい。ジェンダーをちゅうちょなく語り合える場を、仲間を増やしていきたいです。

「怒っていい」伝えたい

【衆院東京12区・比例東京候補 池内さおりさん】 
ジェンダーに苦しむ人たちと出会いたい。私の苦しかった日々と「絶対あなたを一人にしない」というある種の自信があるから思いを共有できる。政治課題にされてこなかった性暴力への怒りに突き動かされてもいます。
 自分の声に価値があると思えない人たちに寄り添い、「怒っていい」と伝えたい。それが尊厳ある人生を開く力になり、政治に目を向ける一歩になります。
 ジェンダー問題で共有できた問題意識を、社会変革へ広げてもらう力が綱領にはある。
 自分の人生を生きようとした時、それを阻んでいるものは何か? なぜそんなことが起こるのか? 共産党なら答えられる。ジェンダーに苦しむ人たちにとって、この党が必要だと確信しています。